玄旨帰命壇が性信仰的な展開をみせるようになったのは、立川流の流行の影響であるといわれるが、もともと玄旨帰命壇がそうした傾向を内在していたことも事実です。
とくに硲氏の文にも出てきた摩多羅神という謎の神(仏?壷がそうした性質をもっていたのです。
『岩波仏教辞典』によると、摩多羅神は「主尊と丁礼多と爾子多の三尊から成り、それは三毒(貧瞑擬)煩悩の表象とされ、衆生が本覚法身の妙体であることを示すといわれる。
その神像は唐制の頭巾をかぶり、和様の狩衣を着隅左手に鼓を持ち右手で打つ姿てある。
左右の童子は風折鳥帽子をつけ、右手に笹の葉、左手に茗荷を持って舞う姿をしている」といいます。
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